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[バックナンバーのトップへ] [Linux システム管理のトップへ] いますぐ実践! Linux システム管理 / Vol.080 / 読者数:934名こんばんは、うすだです。
相変わらず、右の肩と首あたりがとても凝っていて、
動かしにくかったり動かすと痛かったりしています。 ネックウォーマーっぽいものを首に巻いてみたり、 肩を鍛えるといいよという話を聞いて鉄アレイを持って鍛えてみたり、 有酸素運動をしてみたりなど、いろいろやってはいるのですが、 よくなる兆しが見えません。
ですが、最近、原因っぽいものの候補を、見つけました。
わたしは、年中、ホットコーヒーを飲むひとなのですが、さすがに、
夏は冬ほどに消費しません。
とはいえ、あくまでもそんな気がするだけです。証拠はありません。 …とここまで書いたところで、それよりも、 気温の影響のほうが大きいんじゃなかろうか、ということに、 たった今気づいてしまいました。 というわけで、情報量のまったくない話で始まってしまいましたが、 めげずに、今週も、はりきってまいりますよ! 今週のお題 - DHCP サーバを動かす会社が大きかろうが小さかろうが、DHCP を使ってないネットワークは、 ほとんどないんじゃないかと思えるくらい、 DHCP はあちこちで使われているように思います。 「IPアドレスを自動的に取得する」とかなんとかいうところにチェックを入れておけば、 ネットワークをつないだときに、 勝手に設定をしてくれて使える状態にしてくれるのですから、 よほどのことがない限り、ばんばん使うべきだと思います。
今どきですと、安価なルータにも DHCP サーバの機能があり、
それを使用しているところもあるのではないかと思います。 しかし、そういったニーズがあるかどうかに関わらず、 せっかく Linux をサーバとして使っているのですから、 DHCP も Linux にやらせるべきではないでしょうか。ええ、やらせるべきですよ。はい。 というわけで、今週は、DHCP サーバを動かしてみたいと思います。 以降では、DHCP サーバのデファクトスタンダートだと言っても過言ではない、 ISC の DHCP サーバを対象に、話を進めます。 主要なディストリビューションの DHCP サーバのパッケージ名は、以下の通りです。 入っていない場合は、yum や apt などで入手してください。
また、以下を試すときは、そのサブネット上で、 DHCP サーバが動作していないことを確認してください。 もしすでに動作していたら、お試し環境を別に構築し、そこでこっそり試してください。 では、いきなりですが、設定ファイルの記述から入ります。
設定ファイルのありかは、/etc/dhcpd.conf です。
ddns-update-style ad-hoc;
subnet ネットワークアドレス netmask ネットマスク {
range リースするIPアドレスの最初 リースするIPアドレスの最後;
option routers デフォルトルータのIPアドレス;
option domain-name-servers DNSサーバのIPアドレス;
}
最初の ddns-update-style は、Dynamic DNS に関する設定項目です。
3.0b2pl11 以前と同じ振る舞いをさせるには、ad-hoc と指定します。
次の subnet では、DHCP の対象となるサブネットの情報を記述します。 たとえば、以下のような環境で、DHCP サーバを動かす場合、
最低限的には、以下のように dhcpd.conf を記述します。
ddns-update-style ad-hoc;
subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 {
range 192.168.1.240 192.168.1.247;
option routers 192.168.1.254;
option domain-name-servers 192.168.1.1;
}
最低限的設定ファイルが書けましたので、次に動かしてみましょう。 おっとその前に、念のため、/var/lib/dhcp/dhcpd.leases (Debian 系の場合は /var/lib/dhcp3/dhcpd.leases) というファイルがあるかどうか、 確認してください。 パッケージをインストールする際に、作成されているはずですが、 もしなければ、touch コマンドで作成しておきます。 # touch /var/lib/dhcp/dhcpd.leases それでは、DHCP サーバを動かしましょう。以下のように実行します。 # /etc/rc.d/init.d/dhcpd start おっと、Debian 系の場合は、以下のように実行します。 # /etc/init.d/dhcp3-server start ネットワーク・インターフェースが複数ある PC では、エラーになるかもしれません。 そのときは、/etc/sysconfig/dhcpd の DHCPARGS に、 使用するネットワーク・インターフェースを指定してください。 DHCPARGS="eth0" Debian 系の場合は、/etc/default/dhcp3-server の INTERFACE です。 INTERFACE="eth0"
DHCP サーバが動き出したら、クライアントとなる PC を接続してみて、
アドレスが取得できるかどうか、確認してみましょう。 特に問題なく動いて、 OS 起動時に DHCP サーバが自動的に立ち上がるようにしたい場合は、 chkconfig などを実行してください。このあたりは以前ご紹介しましたので、 ここでは述べません。(詳しくは以下を…。)
Vol.031 - サービスを登録する とりあえず動いたところで、今度は、リースする時間の指定をしてみたいと思います。 設定は、以下のように subnet の中で行います。
subnet ネットワークアドレス netmask ネットマスク {
...既存の設定...
default-lease-time 初回割り当て時のリース時間(秒);
max-lease-time 最大リース時間(秒);
}
default-lease-time も max-lease-time も、
割り当てたアドレスの使用期間を指定するための設定です。(単位は秒です。) 割り当てるアドレスに余裕があるなら、 それぞれのリース時間を長くしておけばいいと思います。 逆に、アドレスに余裕がなく、クライアント数のほうが多い場合は、 できるだけアドレスを占有されないよう、 リース時間をある程度短く設定したほうがいいと思います。 以上、DHCP サーバの設定方法のさわりを、ご紹介しました。
思ったより行数を費やしてしまいましたので、
凝ったことや個別設定的なことの説明ができませんでした。申し訳ありません。 宿題の答え先週の宿題は、 あるコマンドを実行し、標準出力と標準エラー出力に出力されたデータ を、それぞれ別のコマンドに渡してください。 でした。 以下のようなシェルスクリプトにしてみました。
#!/bin/sh
CMD_OUT=/tmp/cmd_out-$$
CMD_ERR=/tmp/cmd_err-$$
trap "rm -f $CMD_OUT $CMD_ERR" 0 1 2 3 9 11 15
if [ $# -ne 3 ]; then
echo "Usage: $0 command0 command1 command2"
exit 1
fi
eval $1 2> $CMD_ERR > $CMD_OUT
eval $2 < $CMD_OUT
eval $3 < $CMD_ERR
これを、cmd_double.sh というファイル名で保存したなら、以下のように実行します。 % ./cmd_double.sh 最初のコマンド 標準出力をもらうコマンド \ 標準エラー出力をもらうコマンド たとえば、ls -1 /etc を実行して、その標準出力を cat -n に渡して、 標準エラー出力を Mail に渡したい場合は、以下のように実行します。 % ./cmd_double.sh "ls -1 /etc" "cat -n" "Mail -s Error root" リダイレクトも使えます。 % ./cmd_double.sh "ls -1 /etc" "cat -n > log-out" \ "Mail -s Error root" 今週の宿題今週の宿題は、 同じサブネット内に複数の DHCP サーバが動作しているとき、DHCP で アドレスを取得しようとしたら、どうなるでしょうか? です。 RFC を読めばちゃんと答えが書いてありますが、あえて読まずに想像してみるのも、 いいかもしれませんね。 あとがき先週のあとがきで、Ubuntu 6.10 を VMware Player 上で動かした、 という話をしましたが、今週は、SUSE 10.1 を入れてみました。
Ubuntu のときと同様、インストール時に結構なメモリが必要でした。
Ubuntu と同様に、インストール後は、128MB でも動作しますが、
Ubuntu 以上に遅く感じられました。
耐えがたいほどでしたので、GUI を使わない設定にしていますが、
なにがそんなにメモリを食っているんでしょうね。 …という状況ですので、まだ YaST も体験しておりません。ふぅ。
そうそう、Ubuntu も SUSE も、BitTorrent という P2P プロトコルで、 CD-ROM のイメージなどを入手できるようになっています。 せっかくですので、今回、BitTorrent を初体験してみました。
Azureus という Java で実装されたソフトを使いましたが、特に理解していなくても、
言われるがままに動かしたら、なんだかよくわからないままに、
ダウンロードできてしまいました。
BitTorrent - Wikipedia
というわけで、お試し環境が徐々に増えてきました。 まだまだ発展途上で、カイゼンの余地がありそうですね。がんばります。
今週も、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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