
|
[バックナンバーのトップへ] [Linux システム管理のトップへ] いますぐ実践! Linux システム管理 / Vol.028 / 読者数:477名こんばんは,うすだです.
私は普段,家でも会社でも,ThinkPad をメインに使っています.
しかし,最近,トラックポイントの反応が,異様に悪くなってきました.
なんでかなーと思って,トラックポイントのキャップを外して中を確認しようとしたら,
なんと,キャップが割れていました. しかし,普段当たり前に存在するものが,急に使えなくなると, そのありがたみを認識することができますね. 下痢をしてトイレと仲良しになったとき, 数時間に1回トイレにいくだけの健常者をうらやましく思うのに, ちょっと似ている気がします. というわけですので,今週は,トラックポイントのすばらしさを再認識しながら, お送りしたいと思います. (幸い,古い ThinkPad のカバーを拝借することで,今は普通に使えています.) それでは,今日も,はりきってまいりましょう! 今週のお題 - ランレベルを理解するまあ,特に前ふりもないまま,今週はランレベルです.(きっぱり)
ランレベルとは,OS の実行モードを表す数字です. 0 : 停止 1 : シングルユーザモード(root のみ) 2 : マルチユーザモード(ネットワークなし) 3 : マルチユーザモード(テキストのみ) 4 : 未使用 5 : マルチユーザモード(X11) 6 : 再起動
どのランレベルで実行するか,それぞれのランレベルで何を実行するか,
などを決めるのは,init というプログラムです. 最初のランレベルは,/etc/inittab の最初のエントリにある,
#
# inittab This file describes how the INIT process should
# set up the system in a certain run-level.
(中略)
#
id:5:initdefault:
↑ココ
これで決まります.(上記の場合,5 です) さて,起動時のランレベルは /etc/inittab で決まりますが, ランレベルを変更するには,telinit コマンドを使います. # telinit ランレベル 例えば,今のランレベルが 5 で,GNOME 端末上で 3 にしようとして, # telinit 3 と実行すると,あれよあれよという間に X が終了し,3 へ移行します. 現在のランレベルを確認するには,runlevel コマンドを実行します. # runlevel N 5 2つ文字が出力されますが,前者が変更前のランレベル,後者が今のランレベルです. N は,前のランレベルが存在しないことを表します.
ところで,ランレベルは,どこに記録されているのでしょうか.
% ./utmpshow
(前略)
type=1 pid=20021 line=~ id=~~ user=runlevel
host= exit=0/0 session=0
time=1126097148.884858 (Wed Sep 7 21:45:48 2005)
(後略)
ut_type が 1 のエントリがあります.これです.(1 は RUN_LVL です)
というわけで,ランレベルのご紹介でした. 宿題の答え先週の宿題は, utmp 構造体のメンバ ut_line に記録されるモノはなんでしょう? でした. はい,ひとことで言えば,端末名です. 端末とは,もともと,メインフレームなどのホストコンピュータを, 離れたところから使用するための, モニタやキーボードなどによって構成される装置です. GNOME 端末や xterm なども,仮想的なモニタとキーボードを備えていますので, 端末と言えます.ただ,本物の端末ではありませんので, 疑似端末と呼ばれるものを使用しています. % who usu :0 Sep 7 21:57 usu pts/0 Sep 7 21:58 usu pts/2 Sep 10 01:10 usu pts/4 Sep 7 23:29 who コマンドを実行したとき,2番目に出力される値が ut_line ですが, ここが pts/数字 となっているエントリが,疑似端末を使用しています.
なんだか大雑把な説明ですみません.
Text-Terminal-HOWTO 今週の宿題今週の宿題は,こちらです. シングルユーザモードとマルチユーザモードの違いはなんでしょうか? です. 今週のお題では,特に説明もなくさらっと書いてしまいましたので, ここで補足しておこうかなという魂胆です.(^ε^; あとがきこのメルマガは,自分が今までに経験してきた, Linux のシステム管理に関するちょっとしたノウハウを, みなさんにお伝えすることを目的としています. ですが,やはり,おぼろげにしか理解してない面というのもあるわけで, わからないときは,その都度調べてから書いています. 大抵は,Google で検索したり,man を見たり, RFC や JF のドキュメントを斜め読んだりすれば,解決します.
しかし,どうしてもわからない,ということもあります. % rpm2cpio /foo/bar/SysVinit-2.85-5vl2.src.rpm | cpio -i 268 blocks % tar xfz sysvinit-2.85.tar.gz % less sysvinit-2.85/src/runlevel.c
C言語なんてわからん,という方にとっては有効な手段ではありませんが,
ある程度わかる方は,ひとのソースコードを見るのも勉強になりますので,
一度やってみてください.
さて,今週来週と,連休が続きますね.
ちなみに,わたくし,来週の連休は,ひるがの高原に行く予定です.
今週も,ここまで読んでいただき,ありがとうございました.
「いますぐ実践! Linux システム管理」の解除は,以下からどうぞ.
バックナンバーは,こちらにほぼ全部そろっています.
「栗日記」−旬だからか、好調に描き続けています。 |
▼ トップ ▼ プロフィール ▼ リンク
▼ 作ってみました
▼ せんでん
▼ 最近読んだ本 [X]
「センネン画報」 今日 マチ子「粟津潔 デザインする言葉」 粟津潔 「Binary Hacks」 高林 哲,鵜飼 文敏,佐藤 祐介,浜地 慎一郎,首藤 一幸 「Make: Volume01」 オライリー・ジャパン 「セーラが町にやってきた」 清野 由実 「手紙屋」 喜多川 泰 「Linuxカーネル2.6解読室」 高橋 浩和,小田 逸郎,山幡 為佐久 「人蕩し術」 無能 唱元 「子育てハッピーアドバイス2」 明橋 大二, 太田 知子 「ラッセル幸福論」 B. Russell 「それでも人生にイエスと言う」 Viktor Emil Frankl 「子育てハッピーアドバイス」 明橋 大二, 太田 知子 「考具」 加藤 昌治 「北欧デザイン<3>」 渡部 千春 「北斎の謎を解く」 諏訪 春雄 「体感美術館」 平野 暁臣 「チベット永遠の書」 Theodore Illion 「リナックスの革命」 Pekka Himanen 「人月の神話」 Frederick Phillips,Jr. Brooks 「ヤバい経済学」 Steven D. Levitt, Stephen J. Dubner 「小布施ッション<2001-2002>」 セーラ・マリ カミングス 「アンパンマン伝説」 やなせ たかし 「夢をかなえるゾウ」 水野 敬也 「ゲーム開発者のためのAI入門」 David M. Bourg, Glenn Seemann 「北欧デザイン<2>」 渡部 千春 「北欧デザイン<1>」 渡部 千春 「ヒューマン2.0」 渡辺 千賀 「中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日」 北野 幸伯 「超ロング・セラー 絶滅寸前商品」 湯浅 豊彦 「The BUG(ザ・バグ)」 すずき ひろのぶ,かとう みつあき 「デザインのデザイン」 原 研哉 「マキアヴェッリ語録」 塩野 七生 「ハンバーガーを待つ3分間の値段」 斎藤 由多加 「星の旅人-スペイン「奥の細道」-」 黛 まどか 「食品の裏側」 安部 司 「On Lisp」 Paul Graham 「ぼくが医者をやめた理由 つづき」 永井 明 「あなたならどうする?」 Jack Nikolaschka 「セキュアプログラミング−失敗から学ぶ設計・実装・運用・管理」 Mark G. Graff, Kenneth R. van Wyk 「「左利き」は天才?−利き手をめぐる脳と進化の謎」 David Wolman 「自分の中に毒を持て」 岡本 太郎 「アトピーの薬を減らす本」 田中 貴子 「岡本太郎「明日の神話」修復960日間の記録」 吉村 絵美留 「X51.ORG THE ODYSSEY」 佐藤 健寿 「アレルギーっ子の暮らし応援BOOK」 佐藤 のり子 「沖縄文化論」 岡本 太郎 「「伝説の社員」になれ!」 土井 英司 「コンピュータの構成と設計(上)」 Patterson & Hennessy 「カラスのジョンソン」 明川 哲也 「ドリルを売るには穴を売れ」 佐藤 義典 「頭がよくなる照明術」 結城 未来 「クロフォードのインタラクティブデザイン論」 Chris Crawford 「いじめの根を絶ち子どもを守るガイド」 Barbara Coloroso 「非常識のすすめ―逆発想の仏教論」 ひろさちや 「Linuxアドバンストネットワーク構築ガイド - HAサーバ構築編」 デージーネット 「イノベーションの達人!」 Tom Kelly, Jonathan Littman 「クリエーター50人が語る創造の原点」 小原 啓渡 「欺術 - 史上最強のハッカーが明かす禁断の技法」 Kevin Mitnick 「楽しい気象観察図鑑」 武田 康男 「入門 Ajax」 高橋 登史朗 「リリカルな自画像」 岡本 太郎 「やぎの目ゴールデンベスト」 林 雄司 「初めてのPython 第2版」 Mark Lutz,David Ascher 「鼻兎」 小林 賢太郎 「なぜ、これがアートなの?」 Amelia Arenas 「芸術起業論」 村上 隆 「まほう色の瞳」 Enrique Barrios 「ラーメンズつくるひとデコ」 ラーメンズ 「R25 つきぬけた男たち」 R25編集部 「美の呪力」 岡本 太郎 「しろのあお」 上大岡 トメ 「ザ・ゴール」 Eliyahu M. Goldratt 「ハッカーと画家」 Paul Graham 「岡本太郎に乾杯」 岡本 敏子 「Fedore Core Expert」 Software Design 「誰も知らない男」 ブルース・バートン 「子どもが育つ魔法の言葉」 ドロシー・ロー・ノルト 「国家の罠」 佐藤 優 「夜回り先生」 水谷 修 「やぎの目絵日記」 林 雄司 「7つの習慣」 スティーブン・R. コヴィー 「まろ、ん?−大掴源氏物語」 小泉 吉宏 「ザ・サーチ グーグルが世界を変えた」 ジョン・バッテル 「ポストモダン・マーケティング」 スティーブン ブラウン 「機動戦士ガンダムさん」 大和田 秀樹 「小エロのひみつ - Webやぎの目研究発表」 林 雄司 「これ、誰がデザインしたの?」 渡部千春 「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」 神田 昌典 「ガルシアへの手紙」 エルバート ハバード 「人生は素晴らしいものだ」 オグ・マンディーノ 「ザ・マインドマップ」 トニー・ブザン,バリー・ブザン 「ワインバーグのシステム思考法」 G.M.ワインバーグ 「渋谷ではたらく社長の告白」 藤田 晋 「渋井真帆の日経新聞読みこなし隊」 渋井 真帆 「コラム息切れ」 小野 法師丸 「早朝起業」 松山 真之介 「変な人が書いた驚くほどツイてる話」 斎藤 一人 「35歳から仕事で大切にしたいこと」 村井 勉 「金融広告を読め」 吉本 佳生 「発想する会社!」 トム・ケリー,ジョナサン・リットマン 「エハイク」 吉田 戦車 「人生の旋律」 神田 昌典 「仕事の思想」 田坂 広志 「CPUの創りかた」 渡波 郁 「非常識な成功法則」 神田 昌典 …これ以前は記録してません…
▼ 気に入ってる本
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||