
|
[バックナンバーのトップへ] [Linux システム管理のトップへ] いますぐ実践! Linux システム管理 / Vol.016 / 読者数:363名こんばんは,うすだです. 先週は,このメルマガを1回休ませていただき,クリエーターズマーケットに出展してきました. 仕事では出さないやる気を,怒涛のごとく出してきました. まさに,全身全霊を注いできました.ちょっと言いすぎですが.
クリエーターズマーケット
結果は…金銭的にはあきらかに赤字でした.
でも,持っていた名刺は全部配りましたし,いろんな方に興味を持ってもらえました.
はじめてにしては,よかったんじゃないかと,自分では思っています.
そして,出展にあたり,よめと義兄には,たくさんお世話になりました. そ,それでは,今日も,はりきってまいりましょう! 今週のお題 - syslog を管理する今週は,ありきたりではありますが,syslog です. 24時間休みなく,知らない間にログをとってくれている働きものの syslog ですが, 管理方法など,それなりに知っておくべきではないかと思いますので, 取り上げてみました. 予定では,今週は基本的なところを,来週はログのローテーションなどをご紹介しようと思っています. というわけで,syslog ですが,ものすごく簡単に言うと,/dev/log や UDP の514番を介して送られてきたログを,ファイルなどに振り分けて記録してくれる, 目立たないけどえらいひとです.
ログを振り分けるもとになるのが,facility と priority です.
この facility と priority を使ってログを振り分けるわけですが,
その設定ファイルが /etc/syslog.conf です. セレクタ アクション
セレクタには,facility と priority を指定し,その条件にあうとき,
アクションが行われます.; で区切れば,複数指定も可能です. kern.info /var/log/kern.log という記述があれば,facility が kern で,priority が info 以上のログを, /var/log/kern.log に出力してくれます. *.=debug /var/log/debug.log
とすると,facility はなんでもよくて,priority が debug だけのログを,
/var/log/debug.log に出力してくれます. アクションには,パス名だけでなく,| を使って,名前つきパイプに出力させることもできます. *.alert |/var/log/alert と書いておくと,priority が alert 以上のログが,/var/log/alert に出力されます.
では,パイプの例を,実際に試してみましょう. # mkfifo -m 600 /var/log/alert
次に,syslog.conf に前述のエントリを追加して,以下を実行します. # kill -HUP `cat /var/run/syslog.pid`
そして,/var/log/alert をチェックさせるひとを,動かしておきます.
#!/bin/sh
while read message; do
echo $message
done < /var/log/alert
/var/log/alert から読み込んだ1行を,echo で出力するだけのひとです. # ./testalert.sh 最後に,logger コマンドで確認します. # logger -p local0.alert This is a test message と実行すると,testalert.sh が,以下のようなものを出力します. Jun 26 02:42:06 tamao usu: This is a test message
…で,これがなんの役に立つんだ? と思われるかもしれません. ちなみに,FreeBSD ですと,以下のような記述をすると,直接コマンドを実行できるようです. *.alert | exec /usr/local/sbin/nanka_command …残念ながら,Linux などではできません.
というわけで,syslog の簡単な説明でした.
もう少ししっかり勉強したい方は,SoftwareDesign の2005年2月号の特集に,
syslog の基礎などが載っています.
会社などで定期購読されている方は,ぜひご覧になってください. 宿題の答え先週の問題は, tcp_wrapper とパケットフィルタリングの違いはなんでしょうか? でした.
前回も書きましたが,わたしは明確な答を知ってるわけではありません.
tcp_wrapper は,プログラム(tcpd あるいは自分自身)がアクセス制限などを行います.
かたや,パケットフィルタリングは,OS の TCP/IP スタックの中で行われます.
ですので,複数のインターフェースを持つ場合,tcp_wrapper では,
インターフェースを特定できません.
外部から,内部のアドレスを偽ってアクセスされても,
外部から偽って来たということがわかりません.
ですが,tcp_wrapper では,プログラム上で動作しますので,
ドメイン名との部分一致などによる,柔軟な制限をかけることができます.
…こんなもんでしょうか.わかりにくかったら,すみません. 今週の宿題今週の宿題は,こちらです. priority が alert 以上のログを,root 宛にメールするように,設定 してください.
ほんっとに,ワンパターンで申し訳ないです…. あとがき私がはじめて UNIX に触れて,試行錯誤をしていたのは, かれこれ10数年前になります.あの頃は,今ほど書籍が充実しておらず, 特に初心者向けの書籍があまりありませんでした. ですので,なんだかわけもわからずに上級者向けの本を読んでいた記憶があります.
それが今や,PC 上で Linux や *BSD が動く時代となり,いろんな本が,
当たり前のようにわんさか出まわるようになりました.
初心者のための Linux コマンドリファレンス
一番いいと思ったところは,読み方が載っていることです.
わかりやすくカテゴライズされているところや,見やすいのもいいです.
著者の Pakira さんは,メルマガも発行されています.
UNIX/Linuxコマンド Topics
そんなわけで,来週も syslog が続きます.
今週も,ここまで読んでいただき,ありがとうございました.
「いますぐ実践! Linux システム管理」の解除は,以下からどうぞ.
バックナンバーは,こちらにどっさりあります.
「栗日記」−栗の絵を,一日一枚,淡々と描いております. |
▼ トップ ▼ プロフィール ▼ リンク
▼ 作ってみました
▼ せんでん
▼ 最近読んだ本 [X]
「センネン画報」 今日 マチ子「粟津潔 デザインする言葉」 粟津潔 「Binary Hacks」 高林 哲,鵜飼 文敏,佐藤 祐介,浜地 慎一郎,首藤 一幸 「Make: Volume01」 オライリー・ジャパン 「セーラが町にやってきた」 清野 由実 「手紙屋」 喜多川 泰 「Linuxカーネル2.6解読室」 高橋 浩和,小田 逸郎,山幡 為佐久 「人蕩し術」 無能 唱元 「子育てハッピーアドバイス2」 明橋 大二, 太田 知子 「ラッセル幸福論」 B. Russell 「それでも人生にイエスと言う」 Viktor Emil Frankl 「子育てハッピーアドバイス」 明橋 大二, 太田 知子 「考具」 加藤 昌治 「北欧デザイン<3>」 渡部 千春 「北斎の謎を解く」 諏訪 春雄 「体感美術館」 平野 暁臣 「チベット永遠の書」 Theodore Illion 「リナックスの革命」 Pekka Himanen 「人月の神話」 Frederick Phillips,Jr. Brooks 「ヤバい経済学」 Steven D. Levitt, Stephen J. Dubner 「小布施ッション<2001-2002>」 セーラ・マリ カミングス 「アンパンマン伝説」 やなせ たかし 「夢をかなえるゾウ」 水野 敬也 「ゲーム開発者のためのAI入門」 David M. Bourg, Glenn Seemann 「北欧デザイン<2>」 渡部 千春 「北欧デザイン<1>」 渡部 千春 「ヒューマン2.0」 渡辺 千賀 「中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日」 北野 幸伯 「超ロング・セラー 絶滅寸前商品」 湯浅 豊彦 「The BUG(ザ・バグ)」 すずき ひろのぶ,かとう みつあき 「デザインのデザイン」 原 研哉 「マキアヴェッリ語録」 塩野 七生 「ハンバーガーを待つ3分間の値段」 斎藤 由多加 「星の旅人-スペイン「奥の細道」-」 黛 まどか 「食品の裏側」 安部 司 「On Lisp」 Paul Graham 「ぼくが医者をやめた理由 つづき」 永井 明 「あなたならどうする?」 Jack Nikolaschka 「セキュアプログラミング−失敗から学ぶ設計・実装・運用・管理」 Mark G. Graff, Kenneth R. van Wyk 「「左利き」は天才?−利き手をめぐる脳と進化の謎」 David Wolman 「自分の中に毒を持て」 岡本 太郎 「アトピーの薬を減らす本」 田中 貴子 「岡本太郎「明日の神話」修復960日間の記録」 吉村 絵美留 「X51.ORG THE ODYSSEY」 佐藤 健寿 「アレルギーっ子の暮らし応援BOOK」 佐藤 のり子 「沖縄文化論」 岡本 太郎 「「伝説の社員」になれ!」 土井 英司 「コンピュータの構成と設計(上)」 Patterson & Hennessy 「カラスのジョンソン」 明川 哲也 「ドリルを売るには穴を売れ」 佐藤 義典 「頭がよくなる照明術」 結城 未来 「クロフォードのインタラクティブデザイン論」 Chris Crawford 「いじめの根を絶ち子どもを守るガイド」 Barbara Coloroso 「非常識のすすめ―逆発想の仏教論」 ひろさちや 「Linuxアドバンストネットワーク構築ガイド - HAサーバ構築編」 デージーネット 「イノベーションの達人!」 Tom Kelly, Jonathan Littman 「クリエーター50人が語る創造の原点」 小原 啓渡 「欺術 - 史上最強のハッカーが明かす禁断の技法」 Kevin Mitnick 「楽しい気象観察図鑑」 武田 康男 「入門 Ajax」 高橋 登史朗 「リリカルな自画像」 岡本 太郎 「やぎの目ゴールデンベスト」 林 雄司 「初めてのPython 第2版」 Mark Lutz,David Ascher 「鼻兎」 小林 賢太郎 「なぜ、これがアートなの?」 Amelia Arenas 「芸術起業論」 村上 隆 「まほう色の瞳」 Enrique Barrios 「ラーメンズつくるひとデコ」 ラーメンズ 「R25 つきぬけた男たち」 R25編集部 「美の呪力」 岡本 太郎 「しろのあお」 上大岡 トメ 「ザ・ゴール」 Eliyahu M. Goldratt 「ハッカーと画家」 Paul Graham 「岡本太郎に乾杯」 岡本 敏子 「Fedore Core Expert」 Software Design 「誰も知らない男」 ブルース・バートン 「子どもが育つ魔法の言葉」 ドロシー・ロー・ノルト 「国家の罠」 佐藤 優 「夜回り先生」 水谷 修 「やぎの目絵日記」 林 雄司 「7つの習慣」 スティーブン・R. コヴィー 「まろ、ん?−大掴源氏物語」 小泉 吉宏 「ザ・サーチ グーグルが世界を変えた」 ジョン・バッテル 「ポストモダン・マーケティング」 スティーブン ブラウン 「機動戦士ガンダムさん」 大和田 秀樹 「小エロのひみつ - Webやぎの目研究発表」 林 雄司 「これ、誰がデザインしたの?」 渡部千春 「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」 神田 昌典 「ガルシアへの手紙」 エルバート ハバード 「人生は素晴らしいものだ」 オグ・マンディーノ 「ザ・マインドマップ」 トニー・ブザン,バリー・ブザン 「ワインバーグのシステム思考法」 G.M.ワインバーグ 「渋谷ではたらく社長の告白」 藤田 晋 「渋井真帆の日経新聞読みこなし隊」 渋井 真帆 「コラム息切れ」 小野 法師丸 「早朝起業」 松山 真之介 「変な人が書いた驚くほどツイてる話」 斎藤 一人 「35歳から仕事で大切にしたいこと」 村井 勉 「金融広告を読め」 吉本 佳生 「発想する会社!」 トム・ケリー,ジョナサン・リットマン 「エハイク」 吉田 戦車 「人生の旋律」 神田 昌典 「仕事の思想」 田坂 広志 「CPUの創りかた」 渡波 郁 「非常識な成功法則」 神田 昌典 …これ以前は記録してません…
▼ 気に入ってる本
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||