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[バックナンバーのトップへ] [Linux システム管理のトップへ] いますぐ実践! Linux システム管理 / Vol.009 / 読者数:264名こんばんは,うすだです.
突然ですが,東芝が,Libretto の新機種を,3年ぶりに出しますね.
私は,トラックポイントとキータッチを重視してますので,だいたい一貫して
ThinkPad を使ってきています.
でも,Libretto みたいな極小ノートに対しては,マウスとかキータッチとか,
そういう次元を超越して,ぐっと来ます.
Libretto は,初代が出た時から,ぐっと来ていました.誰かが使っているのを見ては,
うらやましくて,ふーとため息をついていました.
今度のは,どうなんでしょうか.少なくとも,歴代の Libretto よりは,
使い勝手はよさそうです.私は,最近中古で ThinkPad を買ってしまいましたので,
もし欲しくなったとしても買えません.あー残念. それでは,今日も,はりきってまいりましょう! 今週のお題 - 別のマシン上にあるディレクトリと同期をとるサーバ1台をぶんぶん振り回して使い倒す,というのは,小規模な組織にありがちではないかと思います. とはいえ,こわれるとえらいことになりますので, なにかしら代わりになるようなマシンも用意されているのではないかと思います. (用意されてなければ,即効で用意してください.)
万が一サーバが逝っちゃった時に,代替機を使ってくださいということにすれば,
最小限のサービスは使い続けられます. というわけで,今回は,別のマシンにあるディレクトリ以下を, ごそっとコピーして同期をとってしまおう,ということをやります. 負荷分散のために,複数台サーバがあるとか,テスト用のマシンで確認してから, 本サーバに反映する,なんていうときにも,使えそうです.
はい,それなりにご存知の方はもうおわかりだと思いますが,rsync と ssh を使って,
同期をとります.
…さて,異なるマシンの間で,ディレクトリ以下の同期をとるには,
rsync コマンドを使います. 例えば,自分の /home/httpd 以下を,bunshin というホストの同じところにコピーするには,以下のように実行します. % rsync -az -e ssh --delete /home/httpd bunshin:/home/
ここで,-a オプションは,ディレクトリ以下をまるっと同じ状態でコピーしたいときに指定します.
リモートマシンのユーザ名が異なる場合は,ホスト名の前に @ をつけて,
ユーザを指定します. % rsync -az -e ssh --delete /home/httpd usuda@bunshin:/home/ というわけで,これで,ディレクトリの同期をとることができました. …いやいや,待ってください.これだと,実行の度に,パスワード入力が必要になります. cron を使って毎日自動で同期をとらせる…ということが,このままだとできません. そこで,パスワードを入力しなくて済むように,双方のマシンに,ssh の鍵を, あらかじめ仕込んでみることにしましょう.
まずは,鍵を生成します.以下のように実行してください. % ssh-keygen -t dsa -f ~/.ssh/synckey -N "" すると,~/.ssh 以下に,synckey と synckey.pub というファイルが生成されます. 前者が秘密鍵,後者が公開鍵です. 次に,公開鍵を,リモートのホスト(bunshin)にコピーします. % scp -p ~/.ssh/synckey.pub bunshin:~/.ssh/ リモートのホスト上で,コピーした公開鍵を,~/.ssh/authorized_keys に追加します. bunshin% cd ~/.ssh bunshin% cat synckey.pub >> authorized_keys bunshin% rm synckey.pub bunshin% chmod 600 authorized_keys あとは,rsync 実行時に,以下のように指定するだけです. % rsync -az -e "ssh -i $HOME/.ssh/synckey" --delete /home/httpd bunshin:/home/ はい,これで,パスワード入力なしに,rsync できるようになりました. ちなみに,仕込んだ鍵は,rsync 以外でも使用できます. % slogin -i ~/.ssh/synckey bunshin と実行すると,パスワード入力なしで,遠隔ログインできます.
しかし,もし,rsync でしか使わないなら,authorized_keys に追加した行の先頭に,
以下を追加しておいた方が,セキュリティ上安全です. no-port-forwarding,no-X11-forwarding,no-agent-forwarding,no-pty \ ssh-dss ABACB3NzaC1kc3MABACBALZ3aJXdXGUJL... さらに,rsync する元のホストを,from= で限定することもできます. no-port-forwarding,no-X11-forwarding,no-agent-forwarding,no-pty,\ from="*.usupi.org" ssh-dss ABACB3NzaC1kc3... 社内LAN などプライベートなところでは,あまり気にしなくていいのかもしれませんが, なにかと物騒な世の中ですので,できる限りの対策をしておくことを,お勧めします. 宿題の答え先週の問題は, 指定したメールアドレスからのメールを,携帯などに転送するための スクリプトを作ってください.
でした.
基本的には,From: の行に,指定したメールアドレス($FORWARD_FROM)が含まれていれば,転送するよフラグ($forward)を立てているだけです. 先週の補足転送に関して,いくつかご意見をいただきました.
前者は,ごもっともなご意見だと思いますので,宿題の答えのスクリプトに,
あらかじめ入れておきました. 後者も,携帯宛の時には便利ですね.以下のようにしてみました. http://www.usupi.org/sysad/009-2_pl.txt
もうちょっときれいに書けるようにも思いますが,わかりやすいってことで,
許してください. 今週の宿題今週の宿題は,こちらです. 今日やったディレクトリの同期を,cron で毎日実行するように設定して みてください.
Vol.002に,答がほぼ書いてあります. あとがき
冒頭で,頑丈さで ThinkPad を選ぶと書きましたが,私が使っていた歴代の
ThinkPad は,すべてどこかがおかしくなりました.
いや,それでも,歴代のやつらに比べると,まだいい方です. さて,いよいよ,泣く子も黙るゴールデンウィークですね.(ふるっ)
読者のみなさんは,多忙な仕事のことを忘れ,ハワイのビーチなんぞで,
まったりとお休みを満喫されるご予定なのではないかと思います. …そんな状況の中では,メールなんて一切見ないでしょうし,Linux 上でいっちょ試してみるか! なんて全くありえない.ですよね.ね.
前置きが長くなりましたが,そういうわけで,来週は,さくさくさくっとお休みをいただいてしまおうと思います.
今週も,ここまで読んでいただき,ありがとうございました.
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